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執筆者の写真rkfujihara

睡眠について

 10月になり、過ごしやすい季節になりました。スポーツの秋、食欲の秋、読書の秋、皆さんはどんな秋をお過ごしですか? 過ごしやすい季節なのに、朝起きてからだるさを感じることはありませんか?もしかすると、よく眠れていないのかもしれません。 現代人の睡眠の質に大きく関わってくるのが、スマートフォンなどの画面から発せられる「ブルーライト」です。目に良くないというイメージを持っている方は多いと思いますが、今回はブルーライトが睡眠に与える影響をご紹介します。

 ブルーライトとは、スマートフォンをはじめ、パソコンやテレビ、ゲーム機器などのデジタル機器の画面から発せられる青色光です。ブルーライトは紫外線に近く、人間の目で見える光の中では最も波長が短く強いエネルギーを発します。 近年、LEDが普及したことにより、様々なデジタル機器が照明などからブルーライトを浴びる時間が長くなっています。LEDといえば白色の光に見えますが、青色と黄色をかけあわせて白く見えているのです。液晶画面にはLEDが欠かせませんから、スマートフォンやテレビの画面を見ることの多い生活では、ブルーライトを日常的に浴びている生活になります。ブルーライトが睡眠に与える影響とは?!

 ブルーライトは、太陽の光にも含まれています。昼間に太陽の光を浴びたり、スマートフォンを少し使用した程度では、特に問題ありません。しかし、長時間にわたり画面を見ていると必要以上にブルーライトを浴びてしまいます。特に、睡眠の質を低下させているのが夜のブルーライトです。 寝る前や夜間にブルーライトを浴びると、睡眠ホルモンといわれているメラトニンの分泌が抑制されます。メラトニンが抑制されると、脳が昼間だと勘違いしてしまい、体内時計が後ろにずれてなかなか眠れず、朝起きるのがつらいといった状態を引き起こします。メラトニンは、体温を下げて眠りへ導いてくれる他、睡眠中の成長ホルモンの分泌も促してくれます。 ですから、スマートフォンによる睡眠の質の低下は、疲労回復や肌の再生などに影響を与える原因にもなるのです。 そこで、①寝る1時間前からは、スマートフォンの使用をやめる。②夜間はテレビやパソコンなどのデジタル機器の画面を見すぎないようにする。③ブルーライトカットのスマホ用画面シールや眼鏡なども活用してみる。④寝る1時間くらい前から部屋のLED照明をやや暗くしておく。⑤夜間にコンビニなどの強い照明の場所へ行くのは避ける。

今日からすぐに取り組めることなので、ぜひお試しください。



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